広告に必須なアドネットワークですが、今まで利用をさせてきた各社の良い所悪い所なんかを上げていきたいと思います。
あくまでも私的な評価なのでご了承ください。
Nend
nend.net(ネンド)スマートフォン広告で日本最大級の運用型アドネットワーク(スマホweb広告/アプリ広告/アイコン広告対応)
運営はアフェリエイト老舗のファンコミュニケーションズさん。
広告の流通量等、国内では最大手だと思います。
広告在庫も100%を保証していたと思いますし、サービスが終了する危険性もまずないでしょう。
良い点
- 支払いサイトが30日
- 多種多様な広告を取り揃えており、広告の種類なども1つ単位やカテゴリ単位で表示するかなど選択が可能
- 単価が安定している
悪い点
- プロモーション連携が弱い
やはり、一番のポイントは支払いサイトになる、今月末で締めた広告報酬は翌月末に振り込まれるというのが、個人開発者にはとても嬉しい。
他社はだいたい60日サイトが通常のため、これだけでもNendを利用する価値がある。
他社にある相互総客機能などのプロモーション連携はNendにはないため、プロモーションに関しては頼れる部分が無いというのがデメリットである。
AppbankNetwork
AppBank Network – iOS.Androidアプリの収益化を実現する広告ネットワーク
iPhone向け有名レビューサイト「AppBank」さんが運営を行うアドネットワーク。
Nendの代理店なのかと思ったが、システムだけ流用して広告在庫は独自の物らしい。
良い点
- AppBankサイトへのメディア露出サービスがある
悪い点
- メディア露出以外に得に目立った点がない事
- Android側が若干弱い
AppBank Networkを使う最大の利点が、AppBankサイトへの露出だろう。
無料アプリならばさらに、よく使われている無料アプリランキングという毎日更新される記事への掲載が行われたりもするので、一定の視聴率を確保することができるのは嬉しい点。
単価は一部安定しない部分や、落ち込むときはNendと連動していたりするように思えたの。支払いサイトが60日だったら、そりゃNendを使う方がいいかなぁという感じ。
AMoAd
サイバーエージェントとDeNAの出資により立ち上げられたアドネットワーク。
実質運営はサイバーエージェントグループが行っているような印象を受ける。
良い点
- プロモーション施策が豊富。
- 広告の見せ方の種類や、CPC広告だけではなかったりなど、守備範囲が幅広い。
- サイバーエージェントグループの運営する各種メディアへの露出も裏メニューで可能
悪い点
- 良い点のかわりに、AMoAd以外のアドネットワークを使うと、文句を言われるw
悪い点はある意味冗談ではあるが、実際SSPでAMoAdを組み込んでいた時、配信比率を下げると逐一担当者から電話やメールが飛んできて、インプレッション数が下がっているので、そういう時は連絡してほしい、などと言われて面倒だった。
サイバーエージェントグループではブーストメディアの運営や、アプリの広告のためのメディアなどを多数運営しているので、そういった所への掲載をバーターとして持ちかけられることもあるため、そういったプロモーションの点では非常に強いと感じた。
1本に絞る気持ちでいけば、おんぶにだっこで良いかもしれない。
ただ単価の仕組みというか、単価の高い広告が配信される仕組みがインプレッションやCTRに比例する、かのような担当者の説明があったため、弱小アプリは1クリック1円や2円の広告しか配信されないこともザラだった。
Adlantis
GREEが運営するアドネットワーク。
良い点
- 思いつかないw
悪い点
- 単価が安定しない
- 担当者がとても偉そうw
あくまで自分がSSPへ組み込みを行っていた時の事なので、今はどうなっているかは知りません。参考にはならないと思います。
ただ、担当者がとても高圧的で、何か一緒に頑張っていこうという気概は感じられなかったのと、やはり単価や広告が安定して供給されないことがあったため、長く続けて使うアドネットワークではないと判断した。
ここまでは国内アドネットワークのため、国内向けのアプリかもしくはSSPで日本国内の時のみに絞ったほうが良い。
AdMob
AdMob を活用してモバイルで宣伝 – アプリのためのモバイル広告 – グーグル広告
もう説明の必要はない全世界で最大手、グーグルの運営するアドネットワーク。
良い点
- 広告は全世界で展開するのに対応しており、アプリを起動している国や地域で広告が最適化される
- 広告在庫も豊富
悪い点
- プロモーション施策はない
- 広告のサイズもバナーサイズとレクタアングルサイズくらいかな?
やはり、よくも悪くもグーグル様という印象。
海外で展開するには必須のアドネットワークと言えるため、言語を必要としないゲームを公開している人は、つかっておいて損はないと思います。
単価はドルなので安く見えるが、それほど悪くはないとは思います。
InMobi
聞いたこともない人が多いかもしれませんが、海外系では良く目にされるインモビジャパン。
インモビのインはインドのことらしく、アジア圏の広告ネットワークに力を入れているのが特徴。
良い点
- アジア圏での広告最適化、特に中国周辺など。
悪い点
- 単価やどういったものが広告配信されているかなどとにかくわかりずらい
中国・韓国・東アジアの国々などでの地域広告が最適化されているので、SSPで周辺の国を指定してInMobiを使うのがうまい使い方と思われる。
単価は安定しなかったのですが、今はどうなのだろう。
逆にアメリカとかヨーロッパとかは弱い印象があるし、日本国内では配信してるところは大手はまずなかったんじゃないかなと思われます。
他にもつかったとこありそうなので、思い出したら追記します。
それぞれ特色があるので、用途やアプリの種類などに分けて使い分けるのが良いと思われますね。
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