イケダハヤトは高知県に移住します。ブログタイトルを変えました→ : まだ東京で消耗してるの?
僕は今後も当分は東京で消耗していく予定です。 – 脱社畜ブログ
イケダハヤトさんという方が高知へ移住するということでエントリが話題になっていました。
私はイケダハヤトさんという方がどういう方なのか存じていませんし、なんだかブログで食べている人というイメージしかないので詳しく知りません。
脱社畜ブログさんも、たまに見かけるなという程度の知識しか持ち合わせていないような若輩者であり、浅はかな考えで物言いをすることをご容赦ください。
内容としては、イケダハヤトさんが高知へ移住するにつけて、東京は消耗をするだけの場所だという事を論じており、多くのブコメはそれを反する内容です。
また、脱社畜ブログさんのご意見としても、イケダハヤトさんの物言いを反論する内容になっているのではないかと思います。
しかし、私が読んで思ったのは、それぞれご自分の生活圏内に限った範囲での損得のお話をされているように見受けられました。
この内容はもっと広義で議論や考え方があっても良いのではないかと考えています。
東京か地方か問題
東京が良いのか地方が良いのか、東京は消耗だけをする場所なのか。
これは脱社畜ブログさんでも言及されているように、個人の価値観によって変わるものだと思いますので、どうなのかを論じることは意味がないと思います。
また、東京出身の方が、東京は悪所だ、などといわれて良い気がしないであろうことも理解できます。
ここでは、もう一歩視野を広げた所にある「首都圏への経済一極集中」という問題。それが大事なのではないかと思っています。
私は経済評論家でもありませんし、経済についてそこまで明るくありません。
なので言ってることはトンチンカンだと思いますし、的外れも良い所だと思います。
ですが、この「一極集中」の状態が今後の日本にとって良い結果を与えるものではないということは理解しているつもりです。
詳しい原理や構造などを私は説明することができませんので、その辺は専門の方のサイトなどをみていただきたいと思いますが、東京に集中することで消耗していっているのは、日本そのものなのではないかと思うのです。
このまま一極集中を続けていくなら、地方の衰退は間逃れません。
地方を切り捨てて、首都圏に集まるというのも手段の一つだろうとは思います。
ですが、そうなると、今ほど首都圏が住みやすい環境ではなくなるのは目に見えています。
地方が衰退することで、第一次産業も衰退し、国内自給率はさらなる低下を招き、ほぼ全てを輸入に頼らなければならなくなるでしょう。
食品は安全な国内産、などとも言っていられなくなってしまいます。
そうなる頃には、自分達も年老いて死ぬ頃だから別にいいや、となるでしょうか。
我々の子供達が、そのような住みにくい環境で育ち大人になって、より大変な生活を強いられることはないでしょうか。
そういった不安が押し寄せてやまないです。
また、地震の怖さもあります。
首都圏に直下型の大地震が来た時、本当に問題は起こらないでしょうか。
仕事を求めて東京へ集まること自体は良い
一時的に仕事を求めて東京へ集まることは、とても良いことだと思います。
やはり経済は東京を中心に回っているわけですし、そこでコネを作らないと仕事も立ち行きいません。
起業のスタートアップや成長を兼ねて東京へ進出することも良いことでしょう。
ただ、アウトプットがないと、集まってしまいジリ貧になる一方ではないでしょうか。
ある程度成功したり、余裕が出てきたら、地方へ戻る、移動する。
そうすることで、新しい人達がまた東京へ入ってくることができるし、そこで新しい仕事も発生してくると思います。
でも、先人が居続ければそういうわけにもいかないのではないでしょうか。
最近話題にあがる、ふるさと納税なんかはとても良い制度だなと思うのですが、お金だけで財源が潤っても、人がいなければ地方が活性化しないと思います。
そういう意味でも、私は東京である程度過ごした人が、地方へ流れていくことはとても良いことだし、そういった運動が活発化しても良いのではないかなと思います。
日本の未来を考えて、というとかなり大規模な気がしてしまうのですが、自分の子供、家族の子供、友達の子供、そういった身の回りにいる子供達が、これから成長していって、この国は良い国だなと思ってもらえるような事が良いことではないかなと思うのです。
そういった意味で、私は東京から地方への移住ということに賛成です。
出来る人がやっていかないと、余裕のない人は当然できません。
余裕が出てきたら地方へ移住、いいんじゃないですかねこれ。
たぶん、イケダハヤトさんのブログが炎上している理由は、そういう内容とは関係ないのでしょうが、こういった炎上だけでこの話題が消えていくのはもったいないと思います。
もっと長い目で見て議論が行われることを望みます。
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