Mokosoft開発者ブログ

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アプリのサーバーでVPSやクラウドサービスなど、色々使ってみた中での個人的評価

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皆さん今日もサーバー構築してますか?

アプリ開発にサーバーは必要不可欠となってきつつありますが、自宅サーバーや自社でサーバーを立てたりという24時間保守のリスクが発生する方法よりも、VPSやクラウドなどのサービスを利用するのが一般的になってきているかと思います。

そして、そうなると固定費がかかってくるので、できるだけCPを高く保ちたいと思うのが心情かなと思います。

仕事柄、いくつかのVPSやクラウドサービスを利用してみた経験があるので、個人的な評価を書いてみたいと思います。

 さくらVPS

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おそらくスペックと値段の割合を考えると、一番CPが良さそうに思えるVPSサービスです。

老舗のサーバー会社で、北海道に大きなデータセンターを建築したことでも有名のさくらインターネットさんです。

実際にアプリのサーバーとして利用してみた感想ですが、「可もなく不可もなく」という感触です。

 

単純に日々2万PV以下くらいのWEBサーバーとして利用する限りでは、CPは非常に高いと思います。

現在は容量重視のHDDプランと、性能重視のSSDプランがありますが、HDDプランの下2つのプラン、メモリ1GBコースとメモリ2GBコースは、アプリのサーバーとしては実用に耐えないのではないかと思います。

 

しかしメモリ4GBコースでも、月額は4000円以下なので、非常にCPは高いといえるでしょう。

 

複数台を借りて、ローカルネットワークで接続をすることができるようになったので、汎用性は非常に高いと思います。試したことはないですが、試してみる予定です。

 

仮想化はKVMによって行われているようですが、若干不安定な時があるのが気になります。

特にCPU負荷が高くなると、マシンがフリーズしてしまうので、負荷分散をするように設計には注意が必要です。

 

 

さくらのクラウド

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日本のクラウドサービスで、一番品質が良いと評判なのは、Niftyクラウドだと思います。

しかし、若干お高い印象。

それに比べ、さくらのクラウドは非常にリーズナブルです。

サービス開始当初には、結構でかいトラブルが頻発して悪い意味で話題にもなりましたが、最近になって使ってみた印象としては「結構ええんでないかい?」という感触。

サービスプランが細かく区切られている所も初心者には分かりにくいとは思いますが、サーバーを理解している人間からすると、非常に親切で良いと思えます。

 

さくらインターネットのサービスは、サーバーを理解している人向けと言えますね。

心配していた安定性も、今のところは非常に安定しているし、大量アクセスもしっかりさばくことができています。

 

また、クラウドサービスで一番気になるのは管理画面機能の使い勝手だと思っていますが、さくらのクラウドはなかなかに細かくいじることができます。

やはり国内のどのクラウドサービスもAWS(Amazon Web Service)の機能には到底かなわないのですが、その中でもさくらのクラウドは頑張っている感じがしました。

 

 

GMOクラウドPublic

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良くも悪くも評判の多い、GMOのクラウドサービスです。

GMOはサービスの追加を買収で行うという形式が一般のため、サーバーサービスも何社にもわかれて色々とあるのですが、AWSの対抗馬としてのクラウドサービスはこちらになると思われます。

使ってみた印象としては「うーん、なるほど、俺は使わないかなぁ」という感触。

こんなことを書くと、風説の流布といって怒られてしまいそうですが、どうしても良い印象は持てなかったですね。

管理画面が使いにくく低機能というのもデメリットの一つですが、一番困ったのは原因不明の問題が発生して、サーバーへアクセスできなくなり、解決した後も原因が不明なままだった、ということです。

ちょっとこの奇妙な感じを一度持ってしまうと、なかなか拭い去れないのが正直な所ですね。

 

 

GMOアプリクラウド

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またまたGMOですが、こちらのサービスの方が今イチオシだそうです。

アプリ専用のクラウドサービスという感じなのですが、使ってみた印象としては「ちょっと高いかなぁ、それにこれクラウドかなぁ」という感触。

お前GMOの事嫌いなだけじゃないんか、と言われそうなのですが、別にそういうわけではありません。

やはり実際に使ってみての印象なので、どうしようもないです。

クラウドサービスということで、AWSのようなものを思い浮かべていると、結構設備的に固められている仕組みになるので、若干戸惑います。

イメージ的には、ソーシャルゲームのサーバーとして利用してもらうことを前提とした作りになっている(割には汎用性が低い気が)ので、WebViewメイン+大量アクセス+負荷分散という仕組みには当てはめやすいと思います。

それ以外の用途だと、もう少しカスタマイズ性の高いサービスを利用したくなるのが心情ではないかと思います。

 

 

AWS

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クラウドサービスで性能面でここを抜きん出るものはまだないのではないでしょうか。

私がそこまで詳しくないだけかもしれませんが。

とにかく機能面では言うことなしです。ここまでできてしまうのかと驚かされてしまいます。

特に、仮想サーバーだけではなく、そこを包括的に支えるIaaS機能群が魅力です。

CPは非常に難しいところなのですが「思っているよりは高くないなぁ」という感触です。

AWSは、なんとなくこんな感じでやろうかなーという考えでやると、CPは悪くなるでしょう。

しっかりデータフロー設計ができて、アプリのサービス規模と展開方法や収益スケジュールを加味した上でサーバー構築を行えれば、CPは抜群に良くなると思います。

またそれらを可用性を保った上で、随時変更を加えれるという点も強いです。

スタートアップで利用している企業が多いのも、後々にCPを分析して修正を行っていけるという所が強いからではないかと思います。

毎月固定金額に比べて、使った分だけを払う従量課金制では、このようなメリットもあるといえるでしょう。

 

なんにせよこれからアプリで一山当ててやるんだと思うならば、慣れておいて損はないサービスだと思います。

 

 

Heroku

海外では人気のPaaSのHeroku

PHPが使えて、無料でも使えるPaaSとして日本でも評判なのではないかと思います。

こちらはがっちり使ってみたことはないのですが、使ってみた印象としては「日本に展開するアプリではちょっと速度の面で弱いかなぁ」という感触です。

いや、今は全然そんなことないよ、とかあるのかもしれませんが、私が利用したときはそんな感じでした。

GAE(Google App Engine)の方が速度面などでは良いのですが、こちらは課金方法が特殊で使いにくい所があります。

海外にもアプリを展開していきたいという考えならば、利用する価値も多いにあるのではないでしょうか。

 

 

他にも使ったものがあるはずなのですが思い出せません。

今まで使った限りでは、さくらのクラウドとAWSを、用途に分けて使い分けていく感じが一番良いのかなと思ったりします。

また、サーバーはよくわからない、サーバー管理ができない、という場合はVPSやクラウドサービスは向いていないと思うので、通常のホスティングサービスや、機能単位でBaaSなどを利用するのも良いのではないかと思います。