イクメンの疲れが倍増する妻の言動 – ほう太パパの七転び八起き
ほう太さん(id:houta30)のブログを拝読させていただき、ITとは関係ないですが自分にも思う所があったので、書かせてもらいます。
近頃子育てを積極的に行うパパさんが全国的に増えているというのはご存知の通りですが、同時にほう太さんのような疲れやストレス、疑問を声にする人が増えており、周りでもそのような声を聞くことが増えてきました。
自分もそう思うことがあった時期もあります。
その度に何度も夫婦で話し合いを行いました。
そして行き着いた結論は、
女性はこういう生き物なのである。
ということです。
誤解のないように、これは女性をバカにする言動なのではなくて、
男性側にわかりやすく理解してもらうための表現であると受け取って頂ければ幸いです。
前提がまず違うということ
前述しましたが、最近いわゆるイクメンパパが増えているという状況を書きました。
昔はこうではなかったですよね、家のことは女性が、男性は一家の大黒柱といいながらも家のことはしない。その代わり社会に出てお金を稼いでくる。
それが、現代では、男性が女性や子供のためを思って手伝いをするようになった。
イクメンでママも助かっている。だからイクメンは偉い。褒めて欲しい。と思いがちですが、そうではありません。
全然偉くありません。それが普通のあるべき姿なだけです。
育児も家事も、家族でやることなんです。
昔の、家のことは女性がやる、男性はやらない、という姿がおかしかっただけなんですね。
その頃は、主婦は多大なストレスを感じながらも、我慢をして耐え忍んでいただけなんですよ。今ほど娯楽も多くはなかったですし、インターネットもなかったわけで、情報が氾濫してなかったですから、ただ耐えるしか選択肢がなかったのですね。
なので、女性の家事と男性の仕事を50:50の関係だと考えてしまうのですが、それがもう間違ってるんですよね。
家事70:仕事30くらいの割合で考えておけば良いかと思います。
男性は「家事なんて簡単」と気軽に言ってしまいますが、そりゃあね、1日や2日、男性が手伝ってやる分にはこんなの簡単だと思ってしまうでしょう。
でもそれを毎日毎日365日、同じことを繰り返し繰り返し何回も、何年もずーっと続ける。それできますか?簡単ですか?
普通の精神ならまいってしまうと思いますよ。
男だって一緒だ!仕事で社会の荒波にもまれて会社や取引先でたくさんストレスも抱えるし、毎日大変なんだ!
そう言いたい気持ちはわかるんですが、やはり家事とは違いますよね。
仕事は毎日全く同じ事をするわけではないですし(職人さんとかライン工とかだと同じなのかもしれませんが)、仕事をした事でのやりがいや達成感なんかもあるわけで、会社で評価された結果として給料をもらえてるわけですから、ただ一人で黙々とこなしてるわけではない。
家事はまったく評価も感謝もされませんからね。して当たり前、やって当たり前。
男性諸君は、奥さんが掃除をしてくれた事を毎日褒めていますか?
おっここ綺麗になってるねーとか、模様替えしてるねーとか言ってあげれていますか?
こういった事だけが、問題が起こる原因ではないのですが、まずはその前提を改める所から入ってみてはどうでしょうか。
女性は子供ができると護りに入る
子供ができる前の女性と、できた後の女性。
これは全く違う生き物であると言えると思います。
私は科学に明るくないので、トンデモ科学と言われてしまうかもしれません。
女性は出産を境に、分泌されるホルモンが変わってくるのですね。
人間というのはこのホルモンによる影響がとてつもないわけですから、本能的に女性は考え方や物の捉え方が根本から変わってしまいます。
言い方が悪いですが、それまでは男性に認めてもらうことで、男性を取り行って、家族に迎えてもらう、という動物の生存本能としての生き方を行っていました。
これが即ち恋愛感情であり、それにまつわる全ての行動は、種の保存のために行われるものです。
ですので、この時は男性に対してときめいたり好きという気持ちが膨れ上がって、周りが見えないような状態です。
それが出産に伴い、ホルモンの分泌が変わり、人間としても新たな成長を行うようになります。
しかし男性にはこれがないんですね。いや、実際にはあるんでしょうが、大きくは変わりません。
ここで、女性は母となるのですが、男性はまだ恋愛感情を引きずったままの状態。
そのため夫婦間で考え方が違ったり、意思の齟齬が起きるわけです。
男性は、まだ奥さんのことを恋愛対象としてみていますから、自分のことを認めてもらいたい、良い男だと思ってもらいたい、という思いが捨て切れません。
そうしないと種の保存ができないと頭の中で思い込んでいるのですから、しょうがない話です。
しかし女性からすると、既に種は出来たわけで、これからはこれを護るというステージに切り替わったわけで、恋愛的な要素はもう必要ないわけです。
だから、男性が「僕を認めてよ!」と言ってきても、「は?こいつは何を言っているんだ」状態になってしまいます。
これがほう太さんを初めとする、多くのイクメンパパの疑問点の原因なのではないかと私は考えています。
女性がこのような考え方に変わってしまうことは、生物上しかたのないことなのです。
それじゃあ俺のことは誰が認めてくれるんだ!そう思うかもしれませんが、誰も認めてなんかはくれません。生きていく上で当たり前の事をしているだけなんです。
だから認めて欲しければ、自分自信で自分のことを認めてあげてください。
それが耐えられない。自分はATMじゃないか!と思えてしまってしょうがない場合は、キャバクラなんかにでも言って、キャバ嬢に「すご〜〜〜い☆」とでも言ってもらって承認欲求を満たすしかありませんよ。
また、女性が護りに入るという意味では、女性はとても情緒が不安定な状況にあるという意味でもあります。
男性は腹がたって離婚しようが、親権は女性が得やすいし、金儲けのノウハウがあるのは男性の方なので、いくらでも生きて行けますが、女性はそうではありません。
一体いつ、どんな不幸が身を襲うかもしれないという不安で女性は支配されてしまっている状況です。
明日もしかしたら夫が交通事故で死ぬかもしれない。そうなったら遺族年金だけでは暮らしていけないだろう。保育園にいれると子供はグレるかもしれない。
天災が起こって住む所がなくなるかもしれない。などなど。
そんな確率が1%未満のことばかりでも、女性は不安を感じてしまい、心的ストレスを貯めこんでしまいます。これもやはりホルモンの影響なので仕方がありません。
種の保存のためにそういった心持ちになってしまうのです。
そんな状況で、「俺育児がんばってるよ!ありがとうとか言ってよ!」って言われても、余計ストレスになってしまいます。
それに心配をしなくても、子供はちゃんと親のことを見てくれています。
将来、子供に「パパ一生懸命育ててくれてありがとう」と言われる日まで、夫婦で耐えて頑張りましょう。
家族が無事に問題なく過ごせている状態を幸せだと感じよう
女性の心持ち、男性の心持ち、それぞれの考え方、生き方。
色々あると思いますが、子供が何事もなくすくすくとたくましく育って、家族にも不幸がない状態。それが幸せなんだと思うようにすればどうでしょうか。
そのために、奥さんから多少きつい言葉を浴びせられたり、自分はただのATMなんじゃないのかと思ってしまったり、自分の生きている意味はなんなのかと考えてしまったりするかもしれません。
そんなの考えれる余裕があるだけマシだと思うんですよね。
生きていくのに精一杯な人たちだってたくさんいるわけですし、贅沢な悩みだと思うんです。
「自分の生きている意味」なんて哲学の領域ですし、考えても結論なんか出るわけないです。
夫婦お互いが気持よく育児と家事、なんてものは存在しないんですよね。
そもそも大変で辛いことなんです。
二人以上で生活をしていくとき、やはり誰かが我慢しなければいけないことばかり、あちらを立てればこちらが立たず、そういうもんなんだなと考えるようにしないと破綻してしまいます。
自分が我慢していることもあれば、相手が我慢していることだってあるでしょう。
そういった事を元に生活というのは成り立っていると考えてみてはどうかなと思います。
精神論では理解できても、つらいなーと感じるパパさんも多いでしょう。
ポジティブに考えるには、こうしてみてはどうでしょうかという提案です。
- 仕事のストレスは外で発散しよう
仕事で得たストレスは家庭内に知らず知らずのうちに持ち込んでしまって、育児のストレスとも相まって余計ストレスになってしまいます。
キャバクラにいってなんて冗談で言いましたが、近しいことをしてストレスを発散させるようにしましょう。
奥さんに当っても、奥さんのストレスが増すだけです。
- ありがとうの言葉は些細な変化で気づこう
気持よく育児や家事をしたいのは女性も同じです。
女性は本質が変わってしまうのできやすく男性に対して「ありがとう」とは言えなくなってしまいます。
でも、心の中では想っているので、それは些細な変化に現れます。
ご飯のおかずが一品増えているとか、洗濯物のたたみ方が丁寧になっているだとか、ほんの些細なことです。
そういった些細な変化を感じ取って、「ああ感謝してもらえてるんだな」と思うようにしましょう。
- たまには趣味に没頭してみてもいいですよ
育児や家事を手伝ってくれることは、奥さん側からみてもとても嬉しいことですが、たまには鬱陶しく感じることもあるみたいです。
というか、手伝ってくれることで男性側がストレスを抱えるなら本末転倒だし、余計めんどくさいと思うみたいなんですね。
だから、たまには手を抜いて男性の好きなことをやる時間を作って、発散させましょう。
ほう太さんのブログにもあった「あなただけで行ってきたら」というのはこれに当たります。
家族で一緒に満喫したいという気持ちはよくわかるんですが、小さいこどもを連れていったら、やはり誰かがストレスを感じますからね。そうしたいのはわかるけど、それはエゴなんですよね。
だから一人で映画を見に行くとか、散歩にいくとか、そうやってストレスを解消してると思えるようになりましょう。
偉そうにあれこれ書きましたがw、「亭主元気で留守がいい」なんて言われますけど、何事もほどほどにが良いと思います。
そして機会があれば、夫婦で話し合って解決策を考えてみてはどうでしょうか。
また、これに対して女性側から「これを男性は理解するべき!」というのも私は違うと思います。
話し合いの上、相互理解が必要なのだと思います。
コメント
“保育園にいれると子供はグレるかもしれない”
いやー、こういう発想する方がいらっしゃるんですね。この一言の破壊力が凄すぎて他の内容吹っ飛んでしまいました。偉そうにあれこれ書かない方がいいよ。
ママさん
私は保育園育ちです。
保育園がどういうところかも理解していますし身に受けて感じていました。
当然保育園だからグレるということはありえないです。
私は片親でしたから、保育園にも朝はやくから来て夜遅くまで残り組でした。
卒園式も、親は仕事で当然来てもらえることはありませんでした。
私はしょうがないとわかりながらも悲しさと寂しさで、卒園式終了と同時に向かえも待たずダッシュで家に帰ったのを覚えています。
それでも私自身、保育園=グレるなんて思ってもいませんよ。
事実、シングルマザーになるということは、想像以上の大変さがあり、何がおこるかわからないという意味で書いています。
シングルマザーとその家族の大変さを全て知った上でそのようなコメントをなさるなら結構ですが、言葉尻だけ捉えられて、バカだみたいに言われても困ります。
外でストレス解消…私用の飲み会など許されません。付き合いのどうしようもないやつでも30分、1時間で中座。帰宅したら不機嫌な妻。余計にストレスです。
ありがとうの些細な変化…あるのかなあ。
趣味に没頭…これこそNG。妻は私が趣味に時間を使うことを軽蔑しています。休日に一人で外出などありえません。外出の予定をたて、荷物(子供含む)を全部もち、電車やバスの時間を調べ、予定通りにいかなければ文句を言われます。予定通りにいっても、そもそもの予定について後付けで文句を言われるんですけどね。
子供のご飯をつくる、寝かしつけ、入浴は私の担当。妻は私が帰宅する20時以降は何もしなくてもいいようになっている。就寝前には眠れないという妻のマッサージを30分。布団に入り、目を閉じるその瞬間まで安らげない。朝は起きたその瞬間から朝食の支度やその他もろもろ。寝てる間だけが自分のもの。
でも、毎日苦情、文句、不満の雨あられが飛んできます。
今日は、どこかの奥さんが書かれたブログを読んで、このうちの旦那さんはこんなこともしてくれてる、こんなに奥さんを理解してくれてる。比べてあなたは…と言われました。
自分が追い詰められていくのを感じて、健保で使える無料のカウンセリングに通ってみましたが、なんの役にも立ちませんでした。
結論。妻にどう思われても気にしない。よく思われようとか思うから苦しい。やるべきことをやるだけに専念する。これでだいぶ楽になりました。でも、なんだかさびしいです。
長々とすいませんでした。
たけさん
なかなかに大変ですねー・・・。
ちょっと頑張り過ぎな気もすぎますし、
被害妄想が強すぎるきらいも感じられます。
女性からの視点だと、気軽に不満や文句を言える関係が、夫婦関係だと捉えている節がありますので、
まーそういうもんかと思えば気が楽になるかも。
少なくとも「いつもやってくれてありがとー、調べてくれてありがとー」とは言われないですねw
何かそういう家族愛みたいなものに、我々男性が幻想を求めすぎているというのもダメな点なのかもしれません。
たけさんのおっしゃるように、期待をしないこと。これが大事ですね。
最初から期待していなければ、がっかりすることもないので、気が楽です。
動物の世界を見ていれば気づくのですが、生物が生きていくのって、楽しい事なんかほとんどないんですよね。大変で辛いことばかり。
人間は感情があるから、それがメリットにもデメリットにもなって、しんどいと思えるのかなと思います。
また、奥さんの不満の矛先を、違う方向に向けるのもひとつの手。
協力者を巻き込んで、奥さんの不満の行き先を分散させましょうw
とにかく、お互いが自己犠牲にならないような関係をつくっていかないといけないのかなとは思います。
頑張りましょうね!
年寄りの経験を一つ語らせていただきたい
イクメンという言葉が流行っているのは新聞等で存じております
またブログの内容も熟読させていただきました
ただ、1つ若い方がご存じないから仕方がないし、また、おじいさん方もあまり語らなかったであろう昔の男の家事への触れ方を1つ書かせていただきます
私の祖父や父は、仕事が終わると薪を割りました
その後の竈の火付け、風呂沸かし(当然薪です)は男の仕事でした
家事ではありません、仕事でした
私の世代はもう結婚した時には電気家電・ラジオ・冷蔵庫(といっても今のような大きなものではありません)・風呂沸かし器がありましたので、そういった経験をせずに、仕事をして、家事には関わりませんでした
正確にいいますと、家事を手伝おうとすると家内に邪魔だと言われるしますでした
(定年間際に買った全自動洗濯機は私にも使わせてもらえたので洗濯、そして風呂洗いは私の仕事になりました)
育児に関しては、家内や義母から手を出そうとすると、苛立っているためか、手伝いはさせてくれませんでした
そういう世代もあった、とご記憶頂ければ幸いです
家事・育児は昔から夫も手伝いたかったのです
そう思いますと、前述の祖父や父たちは薪割り等の仕事が与えられていて幸せだったのだろうな、と思い起こします
乱筆失礼いたしました
結局は需要と供給になるのかな。
需要は世の中の空気に流されるものも多いし。
現実は現実だから無い物ねだりになると疲れるばかりだね。