先日の御嶽山の噴火により亡くなられた方々へ、お悔やみ申し上げますとともに、ご冥福をお祈り致します。
ところで、あの事故、というより天災のニュースを見ていると
「戦後最大の〜」という見出しがついていた。
この戦後ほにゃららという言い回しは、ニュースなどにおいてしばしば使われるわけだが、何故戦後が境目なのだろうかと思ってしまう。
また、その戦後というのは第二次世界大戦を指す言葉だが、他の戦争ではダメなのだろうか。
「戦後」となると「戦争終結後」のことであるから、1945年より後という意味になる。
それより前はダメなのだろうか。
比較対象になどならないということなのだろうか。
どうにもこの戦後という言い回しは、1945年以降に顕著に経済的な成長がなされたため、この時を基準にして、それからどのように経済成長がされたかというのを表現するために使われるらしい。
それは理解できるのだが、経済に関係のないことまで、戦後を境にするというのは、どういう了見なのだろうと思えてしまう。
経済が栄えれば噴火を止めることができるのだろうか。
そんなことは関係のないように思えるので、噴火事故を「戦後最大」と表現する意味がよくわからなくなってしまう。
戦後の前まで含めた言い回しだと「有史以来」となってしまうので、2000年もさかのぼってしまうことになる。
それだと、最大の事象というのはかなり前の出来事まで調べるとポコポコあるわけだから、使いにくいのだろう。
「江戸時代後」とか「室町幕府後」とかそういう言い回しはあまり聞かないので、馴染みのよい戦後が使われるのだろうか。
戦争の悲劇を忘れてはいけないっ!とかいう意味合いも込められているのかもしれないが、余計なお世話というものだ。
そこまで深い意味はなく、この40〜50年くらいの間に、くらいの意味合いではあるのだろうが、いつまで使い続けるつもりなのだろう。戦後。
やはり時代に則した言い回しに変えていったほうがしっくりくるのではないかと思うので、色々考えてみてはどうだろうか。
「平成最大のほにゃらら」
年合はわかりやすい。というか実際によく使われているようだ。
「野茂英雄メジャーリーグ移籍後、最大のほにゃらら」
メジャーリーグ入りを果たした日本人ということで、野茂を押して行きたい。
「Windows Me発売後、最大のほにゃらら」
Meのことも忘れないであげてください。
「ダンディ坂野ブレイク後、最大のほにゃらら」
いつなのかよくわからない。
「サグラダ・ファミリア建設後、最大のほにゃらら」
まだ建ってない。
やっぱり戦後でいいや。
コメント
単に経済成長でデータが揃ってるのが戦後って事かとw